マイクロソフトアクセスで二つのクエリで出た結果を一つにまとめる方法を紹介します。
どういう時に使うかというと、二つのクエリを絞り込むことなく全てまとめたい時に使えます。
下のような店舗ごとに取り扱っている商品が違っている場合に、全体としてどの商品の売り上げが高いのか一つの表にまとめる場合に使えます。
商品名 | 売り上げ |
---|---|
商品 A | 10,000 |
商品 B | 20,000 |
商品 C | 10,000 |
商品名 | 売り上げ |
---|---|
商品 A | 10,000 |
商品 B | 20,000 |
商品 D | 30,000 |
二つのクエリを商品名にリレーションシップを付け結合する場合を考えます。二つのクエリの関係を結合プロパティで下から選ぶことができます。
- 両方のテーブルの結合フィールドが同じ行だけを含める→商品 CとDが抜ける
- 店舗 A売上げクエリの全レコードと店舗B売上げクエリの同じ結合フィールドのレコードだけを含める → 商品 Dが抜ける
- 店舗 B売上クエリの全レコードと店舗 A売上クエリの同じ結合フィールドのレコードだけを含める → 商品 Cが抜ける
しかし、どうしても、すべてを網羅することができません。
そこで、ユニオンクエリを使います。
ユニオンクエリで二つのクエリの全ての項目を一つにまとめる
- あらかじめ一つにまとめる前のクエリ、店舗 A売上クエリと店舗 B売上クエリを作っておきます。
- 二つをまとめるためのクエリを新たに作成します。”作成”→ “クエリデザイン” → 一番左上にある “表示” から”SQLビュー”を選びます。
- 続いて一つ目のクエリ “店舗 A売上クエリ”を開き、一番左上にある “表示” から”SQLビュー”を選びます。なにやら意味不明なコードが出てきますね。そのコードを全部選択しコピーします
- そのコードをSQLビューになっている新たに作ったクエリ “クエリ1″にそのまま貼り付けます。そして改行して
UNION ALL
と入力します。 - 続いて二つ目のクエリ “店舗 B売上クエリ”を開き、一番左上にある “表示” から”SQLビュー”を選びます。そのコードを全部選択しコピーします
- 先ほどと同様にそのコードをSQLビューになっている新たに作ったクエリ “クエリ1”
UNION ALL
の下に貼り付けます。
こうなります。SELECT [店舗 A].商品名, Sum([店舗 A].売り上げ) AS 売り上げの合計 FROM [店舗 A] GROUP BY [店舗 A].商品名; UNION ALL SELECT [店舗 B].商品名, Sum([店舗 B].売り上げ) AS 売り上げの合計 FROM [店舗 B] GROUP BY [店舗 B].商品名;
- 最後に”実行”ボタンを押します
二つのクエリの全てのデータが一つのクエリにまとまりました。
商品 Aが2個と商品 Bが2個登場しているのを集約したいですね。
商品ごとに売上額をまとめる
- 新たに”クエリ2″を作成します。
- テーブルの追加で作った”クエリ1″を選びます。
- “商品名”と”売上”をそれぞれダブルクリックし、下の欄に入れ上にある”集計”ボタンを押します。
- 売上げの”集計”行を”グループ化”から”合計”に変更し、実行します。
- 商品 AとBが合計額で表示されるようになりました。
クエリはうまく結合できましたでしょうか?
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