デカルトの方法序説を読んだ感想 前置き長い哲学の本 

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「デカルトの本て難しそう。」
「我思うゆえに我ありって聞いたことあるけど他に何が書いてあるの?。」

この記事は有名なデカルトが気になっていて本を買おうかどうか迷っている人に向けて書きました。

哲学書を読み漁っているわけではありません。

本格的な?哲学書としてあまりにも有名なので、ちょっと読んで見ようかいなと思って手に取ったわけです。

kindle unlimitedで読めたので助かりました。(2019年3月末)

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哲学の本として必読書として知られる、デカルトの方法序説を読んだ感想を書きます。

読んだ感想

古典にしては読みやすいです。

古典の中にはそもそも、文体が古くて日本語としてそもそもわかりにくい作品があるじゃないですか。

この本はそういうことありませんでした。

しかし、内容は、期待外れでした。

前置きが長い。( ;∀;)

歴史的に価値がある本なのだとは思いますが、読んで損した感じです。

構成

目次は第1部、第2部、第3部、とはじまり第6部までありました。

部の名前しか書いてないのですね。

しかし序文の所で説明があります。
そこから抜粋すると、

  • 第1部 科学に関する考察
  • 第2部 方法の主な法則
  • 第3部 方法から引き出した道徳上の若干の法則
  • 第4部 神と人間の霊魂との存在を証明するいろいろの根拠
  • 第5部 心臓の運動など
  • 第6部 自然の研究にもっと深く突き進むために必要だと信じている若干の事柄

という構成です。

ムムム, 哲学の本らしく、中身を予想しにくいことが、目次的に書いてあります。

第1部の科学に関する考察

んんん なにを言わんとしているのだろうという感じでした。

わたしはこういう人であるというプロフィール紹介のような印象です。

文も長く難しいのですが、いまいち自分に関係あることとして頭に入ってきませんでした。

そういえば、序文で”考察”と書いてあるので、自分の思ったことをつらつらと書いているので、確かに目次通りだなという印象でした。

第2部 方法の主な法則

ここも、いろいろと書いていますが、
前置きなんですよね。

どうしてこういうことを考えることになったのかとか、
わたしが大事に思っていることとか、

あ~前置きなんだなという感想。

だから読んでいて、あんまり面白くなかったです。

第3部 方法から引き出した道徳上の若干の法則

ここもやはり、前置き的ですね。

わたしのポリシー(格率と書かれてますが)の紹介、
旅に出た経緯、

日記的に書かれているので、なんだか、あまり面白くないと言いますか・・・。

核心の第4部 神と人間の霊魂との存在を証明するいろいろの根拠

この第4部がこの本の中心部ですね。

有名な「我思う、ゆえに我あり」が、真実であり確実である命題として登場します。

第4部の前半は、この命題がゆるぎないものであるということを示すために、論理が繰り広げられ、ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

神の存在証明が登場する後半から少しおかしくなってきます。

のちに哲学者 カントが神の存在証明は間違ってると証明するのです。

第5部 心臓の運動など

第5部は天文学や、物理学、医学などに関してデカルトが発見した法則について書かれています。

既に哲学の本ではありません。

心臓の構造、肺の構造などが文字だけで説明されています。

しかもかなり多くの分量を割いています。

ここを興味を持って読むことのできるサラリーマンはいないでしょうね。

あとがきの第6部 

序文で自然の研究にもっと深く突き進むために必要だと信じている若干の事柄と紹介された第6部。

あとがきに感じましたね。

自分で書いたこの本を出版するかどうか、悩んでいる様子や、この本が発行されることの影響を考えてる様子がうかがえます。

デカルトの研究者とかでなければ、読む意味はないでしょう。

読み終わって

哲学の必読書と言われるこの本ですが、前置きとあとがきが長い本でしたね。

その割に面白いところが少なかったです。

こちらの史上最強の哲学入門の方が初心者でも面白く哲学の流れを学べるのでお勧めです。

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