ザ ゴール the goal の要約 17年間翻訳禁止の幻の本

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ザ ゴール the goalの本の表紙

ザ ゴールという本はビジネスマンにおすすめの本として聞いたことはあると思います。
しかし、タイトルから内容の予想がつきません一体どんな内容の本なのでしょうか?

アメリカ製造業の競争力を復活させた、TOC(制約条件の理論)の原典。
部分最適化が得意な日本人に全体最適化のこの手法を教えるのはアメリカにとって危険だということで翻訳が17年間禁じられていたそうです。

ちなみにゴールとは目的・目標のことです。

本を手に取ってみて驚くのはまず圧巻のボリュームです。
全552ページで、文字はやや小さめ、3.5cmの厚さです。
延べ1週間で読み終わりました。

小説形式の本です。
主人公は58日の納期遅れと歩く隙間もないほどの大量の在庫部品で埋め尽くされた製造業の工場長です。
朝から晩まで働き詰めで家庭をないがしろにする工場長。なんだか日本のサラリーマンのようですが主人公はアメリカ人です。

今までは工場が問題だらけでも、しょうがないさとやり過ごしていました。
しかし、ある日上司に呼び出され、このままだとあと3か月で工場たたむことになると最後通知を突き付けられます。

これはやばいことになったと卓越したアドバイスをくれる科学者に従いさらに仕事にのめり込む主人公。
ついに夫に愛想をつかし家を飛び出す妻。

それでも企業の目的を問い直し、常識を疑い工場の改善を続け、ダメ工場をグループ内で一番の工場にしていきます。

工場の改善プロセスを応用することで話の範囲は広くなっていきます。
結婚の目的、出世の意味、事業の改善、マネージャーに求められること。

様々なことに行かせる思考プロセスを学ぶことができる本です。
ただ分量が多いので家族のやり取りのシーンは飛ばして読むことをお勧めします。

企業の目標とはお金を儲けること

企業の目的とはお金を儲けること、

企業の目標はお金を儲けることだ。1881年、故J・バーソロミュー・グランビー社長がこの会社を起こし、改良石炭ストーブを売り出したのは、それ以外に何の目的があったというのか。ただ、作るのが好きだったからなのか。大勢の人に暖かさと安らぎを与えようと、度量の大きいところを世間に見せたかったのか。そんなことはない。大儲けしようと思って始めたのだ。

66ページより

えーーーーーそうなの?
ここはいささか驚いたところです。高い品質の物を作ったり、お客さんを満足させることは、大事ではありますがあくまでも目標達成のための手段という考え方です。

ここは他の多くのビジネス書と少し違う所でしょう。

しかし、人のため、お客さんのために働くよりもまずは自分のために働く事の方が納得できます。

制約条件を見つけて対応すること

この本には様々なことが書いてありますが、一番のハイライトは工場の生産性を大幅に向上することです。
工場の生産性を決めていた機械、すなわち一番生産性の低いところ、ボトルネックとも呼ばれていますがこれがこの工場の制約条件になるのです。

この制約条件を見つけ、その能力が最大限に発揮されるように工場の他の工程を合わせます。

そうすると、工場全体の生産性が上がっていくのですが、今まで生じなかった別の問題が出てきます。

その工場の制約条件は別のことに変わっていたのです。

常識を疑うことの重要性

この本では様々な習慣や常識から言って当たり前のことを見直して改善につなげていきます。

  • 作業員を遊ばせてはいけない
  • コストを減らす

こういう常識的なことをしようとするスタッフをなだめ、
一見、逆のことを行い、
工場を利益につながる生産性を上げていきます。

もともとは3-4か月必要だった納期を3週間にまで早め、業界で圧倒的な競争力を持つようにまでなってしまいます。

ちょっと信じられない話ですが、部分に分割して考える癖がついている時に、全体を見る大切さを気づかせてくれるのです。

読み方のススメ

とにかく量が多いです。
集中力を保つために、家族のシーンは純粋な小説の要素が強いため飛ばし気味に読んでいいと思います。

読みやすいコミック版もあります。

ザ・ゴール コミック版

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