レザークラフト 手帳カバー作り方

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レザークラフトで作った手帳カバー

レザークラフトで作る手帳カバーの作り方です。
手帳カバーやブックカバーは構成部品の数が少ないためレザークラフトの初心者におすすめです。

今回作った手帳カバーはA6より小さい 140mm x 82mmの手帳用です。

ペンホルダー付きで、手帳の高橋のT’ mini用です。

手帳カバー完成品

手帳カバー 銀面側

革 手帳カバー 裏側

ペンホルダー付きの手帳カバーです。

材料

革の大きさと厚さ

材料となる革はこちらで購入しました

今回初めてですので、切れ端材パックも考えましたが、何が入っているかわからないため、A4サイズの皮一枚を購入。

サイズはA4 一枚を購入で足りました。
厚さは1.5mm。
色はネイビーを買いましたが、実物を見るとやや緑っぽい青。

革 銀面 A4 べリンダ ネイビー革 銀面 拡大 傷 色落ち

革の表側を銀面というのですが、天然素材なので、傷や色落ち等があります。
右上の割と大きな白い影は色落ちです。

革 A4 べリンダ 床面
革 1.5mm コバ

ロウ引き糸

ロウ引き糸は白く細いのを使用

型紙

手帳カバー 型紙 A4 革 レイアウト

A4 一枚に型紙が何とか収まりました。

革を切断し床面磨き

切断した後に、床面に
トコノール
という磨き材を塗ってガラス板でこすります。
裏側にボンドを塗るところはトコノールを塗りません。

万が一塗ってしまってもカッターの刃で荒らせばOKです。

ボンド塗り

革を100均で買った革用ボンドで貼り付けるのですが、ここでミスをしました。

ボンドを少々、多く塗ってしまったようです。ボンドは手早く、薄く塗るのがポイント。

革を貼った後はコバのやすり磨き

2枚の革を貼り合わせた後は段差が出ないようによく磨きます。

最初は紙やすりで磨いてましたが、磨いているうちに、紙やすりが摩耗していき、磨くのに時間がかかります。

しかも段差を上手く消せなかったので、鉄やすりで磨きなおしました。

触って2枚の皮の貼り合わせの段差を感じなくなるまで磨きます

下の図の右側は革のサイズが合っていません。もっと磨けば段差を消せますが、表側から見たときに手帳カバーのアウトラインも変わってしまうのでこのままとしました。

革 やすり 磨き後

コバ磨き 水とトコノール使用

水で湿らせたタオルを使いコバに水分を含ませます。
そして、100均で買ったすりこぎ棒で磨きます。すりこぎ棒_100均_レザークラフト_コバ

そのあと、トコノールを塗ってまた磨きます。

水で磨かなきゃいけないのか、トコノール磨きだけじゃダメなのか?
そんな疑問は頭の片隅に置いといて、違いの判らない私は一心不乱に磨いていました。

革を貼った後は磨きにくくなるので、ペンホルダーの外周も磨きます。

革 トコノール磨き後

磨いた後の写真です。真ん中に小さな粒のようなものが見えますがこれが余分なボンドです。
またよく見るとボンドがはみ出しているところは革と革の間に隙間があるのが見えると思います。
隠れている固まったボンドがこの隙間を作っているのです。

ペンホルダーをボンドで固定

あらかじめ磨いておいたペンホルダーも本体にボンドで固定します。
しかしここでミス。

これは作った後に気づいたことですが、基本的にペンを常に差しておくつもりだったのでペンホルダーは外側を向かせておくべきでした。

あやしいシミが

またいつの間にか変なシミができてしまっています。

これはトコノールがついてしまったものなのかもしくは、もともと材料にあった色落ちの白い部分の床面(裏面)にトコノールを塗ったことで、変色したのかもしれません。

手帳カバー ペンケースの向き

縫い線をけがく

糸の縫い線を”きり”でケガキます。外周から3ミリのところをケガキました。

菱目打ちで穴開け

意外と難しいのが穴あけです。レザークラフトでは
菱目打ち
という道具を使って革に穴をあけます。それから糸で縫います。

4mmピッチの菱目打ちを使用。
また、あらかじめ穴を開けてある糸を縫う時に使う針の先端は尖っている必要がないのです。

音がうるさく近所に迷惑な穴あけ

菱目打ちを使う時は革の下にゴム板を敷きます。
耐震マット_ゴム板_100均
100円均一で買ったこのゴムを下にひいて菱目打ちを木槌でたたいて穴を開けます。ゴム板を敷いても凄まじい音がします。
さすがに近所迷惑なので日中にしかこの穴あけはできませんでした。

菱目打ちを打ち込む角度

当たり前ですが、革に対し直角に菱目打ちを打ち込んでいきます。

直角に打ち込んでいるつもりでも、裏側から見てみると曲がってしまっています。
そういうときは穴をあけなおします。

ペンホルダーへの穴あけ

ここは革が4枚重なっています。難易度高いです。
菱目打ちの2枚歯を使い、穴をあける位置の目安をつけたら、一本歯で穴をあけていきます。

90度に打ち込むのが難しいので、表側から打ったり、ペンホルダー側から打ったりしています。

菱目打ち結果 ペンケース部
革 菱目打ち後 銀面 革 菱目打ち後 床面側

 

菱目打ち後のゴム板

菱目打ち後のゴム板

革を縫う

いよいよ革を糸で縫っていきます。下の図の順番で縫いました

手帳カバー 縫い始めと2度縫いする所

レーシングポニー
の代わりに100均で入手できるブックスタンドとC型クランプで革を保持します。
革を挟むと傷がつく恐れがあるので、革が倒れないようにしているだけです。

レーシングポニー代用

小型の手帳カバーの外周をくるっと縫っただけですが、4時間くらいかかりました。

完成、手帳とペンをいれる

レザークラフト 手帳カバー 完成
レザークラフト 手帳カバー 見開き

レザークラフト 手帳カバー ペン収納

ペンを入れるとペンホルダーが強引に外向きに折り曲げられます。皮が厚いので、手帳の端末がペンホルダーのところでくにゃっと曲がっているのが気になります

手帳もすっぽりと、収まりました。

レザークラフト品と普通の手帳カバーの比較

使ってみた感想

すごく、いいです
手帳を取り出すと少しニヤニヤしてしまいます。
もともとの手帳と比べると重厚感がすごいです。

手帳カバー レザークラフト品 厚さ比較

革の厚さ比較

厚さがこんなにも違います。元々の手帳は厚さ 0.7mmくらいでしょうか?

今回使用した革の厚さは1.5mm、ペンホルダー部は総厚6mm。ペンホルダー部の縫い合わせ部は少し薄く削るべきでした。

既製品の手帳カバーを薄く作れる技術もすごいなとあらためて感心しました。

手帳カバー 表情比較 レザークラフト品

見た目比較

普通の手帳カバーは見事な幾何学的なデザイン。真っすぐな直線に、均一な表情。
完璧です。色も綺麗です。

一方レザークラフト品は縫い目も蛇行してますし、もともとの皮というか牛が持っていた傷があります。全くの不均一なのです。

しかしその不均一が味となって、唯一の品物であることを実感できます。

制作時間

手帳カバーの制作に実質使った時間は正確には測っていませんが15時間くらいです。
慣れたら4時間くらいで作れるかもしれません。かなり小さい手帳カバーですが。

今まで本革のブックカバーとかシステム手帳とか5000円以上、中には1万円もするし高いなーと思ってました。

しかし、職人さんの手作り品だとすると、3時間で作って時給2000円(これでもかなり安い)だとしても人件費だけで,軽く5000円は超えてしまいます。
1万円出しても安いくらいだと感じました。

コメントもらえるとうれしいです。


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